JAPAN ART&CRAFTS
in PRAGUE

会期:2015年10月22日(木)~10月25日(日)
会場:マネスギャラリー(チェコ・プラハ)
   The Manes Exhibition Hall
主催:JAPAN ARTS & CRAFTS実行委員会
運営:株式会社クオリアート

チェコの美しい古都で美術展覧会を開催!

ヨーロッパ中部のチェコ共和国。旧チェコスロヴァキア解体後の1993年に成されたチェコ共和国の独立宣言を、最も早く受け入れて国家承認を行なった国の一つが日本でした。以来、互いに重要な歴史的遺産と文化を現代に留める両国の関係は良好を保っています。
世界最古にして最大の城の一つであるプラハ城をはじめ、聖ヴィート大聖堂など多くの史跡が残るヨーロッパ随一の古都・首都プラハ。雄大なモルダウ川(ヴルタヴァ川)を跨いで建つモダンなマネスギャラリーにおいて美術展覧会を開催しました。

19世紀の思想家ウィリアム・モリスが提唱したアーツ・アンド・クラフツ運動を継承し、汗とともに生み出された多様な芸術を見直すとともに、「人生と芸術を共に楽しむ」ことをテーマとする本展。開会に先駆けて行なった記者会見にはチェコ全土から報道メディアが取材に殺到し、その様子は各所で報じられました。

展覧会場となったマネスギャラリーは、壁も床も白が基調とされ、通りに面する大きな窓ガラスと、ガラス天井から優しい光が差し込む展示室が特徴的。会場内で行なわれたオープニング・セレモニーでは、日本から渡航した出展アーティストたちをはじめ、音楽家ドヴォルザークの御令孫アントニン・ドヴォルザーク三世氏や、1960年代に活躍したオリンピック体操の金メダリスト、ベラ・チャスラフスカ氏のほか、チェコ地域開発大臣顧問やマネスギャラリーの関係者がご来賓としてお越し下さいました。
展示会場では、日本のアーティスト144名による作品を展示。訪れた鑑賞者たちはその多彩さに感銘を受け、会期を通して多くの来場者数を記録しました。
続いて世界遺産プラハ城の東門に位置するロブコヴィッツ宮殿にて、本展のために特別ツアーを実施。名門貴族であるロブコヴィッツ家の収集したディエゴ・ベラスケスの貴重な美術品や、ルートヴィヒ・ベートーヴェンの楽譜等を鑑賞することができました。
宮殿内、貴族の華やかな暮らしぶりを物語る調度品に囲まれて行なわれたレセプション・パーティーにはチェコ日本協会副会長もご臨席。ベラ氏に代わってご令嬢のラトカ・チャスラフスカ氏から感謝状を、アントニン・ドヴォルザーク三世氏からは本展記念CDをご出展者に贈呈いただきました。

世界遺産・プラハ歴史地区で、街並みにも劣らない多様な芸術が交流に彩りを添え、両国の友好がさらに深まる美しい秋の一日となりました。