MINERVA Ⅶ / Exhibition of MINERVA 2012

会期:2012年3月9日(金)~3月12日(月)
会場:ランドマークホール(神奈川県横浜市)

女性アーティストが主役の華麗な祭典
早春の横浜に延べ約1000人が来訪!

3月8日の国際女性デーを記念するべく早春の開催とした『Exhibition of MINERVA 2012』は、期せずして東日本大震災から1周年となる3月11日を会期に含むこととなりました。これを受け本展は、女性芸術家の作品によって鎮魂と明日への希望を見出す展覧会として、横浜みなとみらいを舞台にスタート。春を間近に迎え会期中は多くの来場者が本展に足を運びました。

2005年より古今の女性芸術家に光をあてた書籍、そして横浜で開催する展覧会と多彩なイベントの3本柱で展開して参りましたMINERVA。その根幹事業の一つである展覧会では、創設より多大なるご協力を賜っている絵本作家の丸木ひさ子氏(村上ひさ子氏=丸木俊氏の姪御)を迎え歌手の加藤登紀子氏とともに、震災復興と子どもたちの未来を芸術から祈願する、同じ気持ちで結ばれた女性芸術家たちの交流が実現しました。

本年は、洋画家・丸木俊氏の生誕100周年にあたります。作品を通して原爆の恐ろしさと平和の尊さを世界に伝えたことで広く知られる俊氏。その一方で、子供の幸せを願い一生涯を通じて手がけてきた「絵本」にスポットを当て、古今東西の女性絵本作家の活躍や書籍とともにご紹介しました。

女性特有の繊細で鋭敏な感受性により創出された現代精鋭女性芸術家たちの秀作は、日本画26点、洋画48点、工芸・写真29点、書道28点、文芸31点の全162点。独創性が花開いた作品が全国各地から横浜に集まり、華やかな美の競演が実現しました。
開催期間の4日間で約1000人が会場を訪れ、確固たる信念を貫き、己に課した使命に立ち向かう女性芸術家たちの作品が来場者を魅了。昨年の東日本大震災を受けて、「使命」にまつわる言葉の数々に、勇気づけられた様子の来場者も多く、女性芸術家たちへの支援に止まらない、大きな手応えを本展に感じました。


特別併設展1:丸木俊生誕100周年記念 子どもたちへ...... 
       女性作家からの贈り物
(特別出展:丸木俊、堀文子)
特別併設展2:日本芸術家たちの歩み 特別出展:三岸節子、大石隆子 他
パネル展:女たちの使命(ミッション)「MINERVAの名言集
レセプション会場 : 横浜ロイヤルパークホテル
来賓:加藤登紀子(シンガーソングライター)
  :村上ひさ子(絵本作家)